2.特殊技術
2−1.高温対応
サイドフレーム内側(真空プレスの場合は、真空枠内側)に断熱板をはります。
また、1−4(金型温度分布改善)を実施し、また、熱盤が取付られているフレーム
(下盤・トップビーム 等)の取付面に冷却回路を設け、温度センサを取付けて、温度管理
します。
実施例:10件 温度限界:300℃−5件 360℃−3件 380℃−2件
2−2.加熱・冷却システム
2−2−1.熱盤を加熱・冷却するシステム
加熱をカートリッジヒーターまたは、蒸気で行い、冷却を水で行うシステムで、要求に応じて、
昇温速度、降温速度のコントロール機能や、温度に対する圧力のコントロール機能も付加でき
ます。
実施例:ヒーター・水 4件 蒸気・水 2件
2−2−2.加熱プレス・冷却プレスを使うシステム
加熱プレスにて、金型を加熱・成形した後に、
搬送システムにより冷却プレスへ移動して冷
却するシステム。
実施例:4件
2−3.連続成形システム
プレス後方に大型注入ポットを設置し、そのポットと、
上熱盤+上金型を入換えて加圧する事により、金型
に材料を供給し、成形するシステム。ポット内に材料
がある間は、連続で成形可能となります。
実施例:3件(製作台数:7台)
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1.一般技術
1−1.圧力制御
プレス機械の各シリンダ(メインラム、キッカシリンダ、真空枠駆動シリンダ、分解機シリンダ等)
ごとに、作動圧力を設定でき、メインラムについては、加硫中の保持圧力を連続で可変できる
機能もあります。また、設定した圧力は各動作ファイルに保存できます。
1−2.流量制御
プレス機械の各シリンダ(メインラム、キッカシリンダ、真空枠駆動シリンダ、分解機シリンダ等)
ごとに、作動速度(流量)を設定でき、メインラムについては、各加圧動作ごとに、加圧速度が
設定できます。また、設定した速度は各動作ファイルに保存できます。
1−3.位置制御
プレス機械の下盤・分解機1・分解機2・エジェクタ等に、位置センサ(アブソリュートタイプ)を取
付け、上下限・速度切換位置 等が数値設定できます。また、設定した位置は各動作ファイルに
保存できます。
1−4.金型温度分布改善
下金型取付板を、2重構造にして取付板周辺部分への放熱を軽減し、また、熱盤の周囲にも断
熱材をはり、周囲への放熱を軽減するとともに、省エネも実現しています。